意外と知らない! 弔電を送るときのマナー
知人や身内から訃報が届いたとき、本来ならば通夜や告別式に参列して、哀悼の意を示したいと思っても、遠方だったりどうしても都合がつかない場合があります。
そんなときには、お悔やみの電報である弔電を送ってみてはいかがでしょうか。
ここでは、意外と知られていない弔電を送るときのマナーについて紹介します。
弔電はどこに、誰宛に送れば良い?
弔電を送る際は、通夜や葬儀、告別式が行われる住所に送るのが一般的です。葬儀は斎場や寺社で行われることがほとんどですが、遺族の自宅で行われる場合もあるので必ず確認してから送るようにしましょう。
また、宛名は受取人である喪主に送るのが一般的です。喪主の名前は葬儀のお知らせはがきなどに書いてありますが、もしフルネームが分からない場合は「○○(故人の名前)家 ご遺族様」のように記載します。
社葬の場合は、送り先は葬儀場か会社など指定の住所、宛先は葬儀責任者や主催者の場合もあるので必ず事前にチェックしましょう。
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使ってはいけない忌み言葉とは?
弔電を打つときは、ご遺族や故人に失礼のないよう「忌み言葉」を避けましょう。
忌み言葉には、不幸が繰り返すことを連想させる重ね言葉、不幸や死を直接表すもの、不吉な数字などがあります。
文章を考える際はご遺族の気持ちを思いやり、細心の注意を払って哀悼の意を表すようにしましょう。
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重ね言葉
重ね重ね、またまた、再三、たびたび、ますます
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不幸や死を連想させる言葉
死亡、苦しむ、浮かばれない、追って、続く
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直接的な言葉(言い換え例)
死(ご逝去)、ご生存中(ご生前)、生きているとき(お元気な頃)
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不吉な数字
九、四
弔電の到着が遅れそうな場合にはどうする?
弔電を打つときは、通夜や告別式の当日に必ず届くようにすることが重要です。
電報には「○時までの申込みで即日配達」などのサービスもありますが、できれば前日までに手配して式の開始時間までに確実に届くようにしましょう。
それでも、何か手違いがあって弔電の到着が遅れそう、またはあとから訃報を知り弔電を送ることができなかった場合などは、後日手紙やお花を送ったり、故人宅を訪問するなどの方法もあります。
遺族のお宅を後日弔問する場合は、まず相手の都合を聞いて、お伺いしても良いか確認してから訪問するようにしましょう。服装は葬儀を連想させる黒ではなく地味な色合いの平服で、あまり長居はしないようにするのがマナーです。その際、「お供え」として供花や供物を持参するのが良いでしょう。
弔電を送るときの文例
日本の葬儀は仏式で行わることがほとんどですが、故人や遺族が信じる宗教によっては神式やキリスト教、または密葬、家族葬などがあります。
キリスト教では、人の死は終わりではなく永遠の命の始まりであり、葬儀は神に感謝する儀式ということになっています。そのため、弔電では悲しみを表すより神への感謝や故人を励ますような文章を使うことが多いようです。
また、仏式で使われる供養、成仏、冥福のような言葉は神道やキリスト教では控えるよう注意しましょう。
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仏教の場合
「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」
「○○様のご生前の功績を偲び、心からお悔やみ申し上げます」 -
キリスト教の場合
「神の御許に召されました○○様が、安らかな眠りにつかれますようお祈り申し上げます」
「○○様と私が出会えたことを感謝いたします。安らかな旅立ちでありますよう心よりお祈り申し上げます」
弔電を送るときの文例
弔電を送る際は、送り先の住所、宛名、日時をしっかりと確認するとともに、忌み言葉を使わない、宗教によって文面を変えるなどのマナーを守ることが大切です。
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